2020年04月30日
自宅学習の「質」について
学校再開がさらに延長される
見通しとなり、平時に増して
自宅学習の「質」が問われます。
公立小・中学校は教育委員会からの
自宅学習プリントに加え、
各校独自のプリントを与えています。
異常事態の中、学校教員の方々も
工夫を凝らし子供達のためにご尽力
されていることが見て取れます。
ただ、自宅学習を子供だけで
コントロールし、実りある学習とする
事は困難です。
自宅学習の効果を上げるために
重要なポイントは、お子さんが朝起きた
時点でその日の学習目標が
「具体的に決まっている」
状態を作ってあげることです。
次の項目についてお子さんと相談し、
1週間分の学習をスケジュール化
する事をおすすめします。
①学習の開始時間を決める
生活リズムを崩さない
②適切な学習時間を確保する
小学生は1日90分~120分
中学生は150分~180分
③学習内容を具体的に決める
科目や学習するテキスト名だけでは
なく「なんの科目の、何を、何ページ」
と言うように学習内容を具体化し
1日の学習目標を明確化する
④学習結果のチエック
学習した内容について、理解度を
チエックし出来ている所はしっかり褒める。
このように、1日の学習目標を具体化する
ことは、習熟度を上げることに加え
目標を達成できた時には「達成感」
があり、もし何らかの事情で達成
できなかった時に「反省」が出来ます。
つまり、具体的目標を決めることで
1日の学習に「成功」「失敗」と言う
概念が生まれます。
これは、子供たちが将来、ビジネスの世界
に入った時にも共通する非常に重要な
習慣です。
学習を取り巻く環境は十分と
言える状況ではありませんが、
今できることを工夫しながら
コツコツと進めることが未来に
つながります。
みんなでがんばっていきたいものです。